Yahoo! ID連携 v2 iOS SDK

stable版の提供は終了しました。
本ページはYahoo! ID連携 iOS SDKの最新版(Swift版)です。 最新のYahoo! ID連携 iOS SDKを利用する際は、本ページを参照してください。

Authorization Codeフロー

Authorization Codeフローによるログイン機能の実装方法を説明します。

導入方法

Swift Package Managerで導入する

「PROJECT」→「Package Dependencies」からyjlogin-ios-sdkを追加してください。

Package URL https://github.com/yahoojapan/yjlogin-ios-sdk
Dependency Rule Exact Version:1.2.2
※ バージョンを固定する場合の例
Add to Project 組み込みたいプロジェクトを選択

組み込む「Target」を選択してください。

Carthageで導入する

Carthageについては以下をご覧ください。

https://github.com/Carthage/Carthage

Cartfileを作成し、以下のように記述します。

Cartfile

github "yahoojapan/yjlogin-ios-sdk"

初期設定

URL Typesの設定

リダイレクトURLとしてカスタムURIスキームを設定している場合、カスタムURIスキームでアプリを起動させるためにURL Typesの設定が必要です。

TARGET > Info > URL TypesにIdentifierとURL Schemesを指定します。

Identifierに一意な値を、URL SchemesにはClient ID登録時に発行されるカスタムURIスキーム「yj-xxxxx」を指定します。

Identifierに指定する値はBundle Identifierと同じ値が推奨されています。

カスタムURIスキームはアプリケーションの管理から変更可能です。

実装方法

LoginManagerのセットアップ

SDKの機能を使うには、必要な情報がLoginManagerオブジェクトにセットされている必要があります。

まずはYJLoginSDKをインポートします。

import YJLoginSDK

他のプロパティー、メソッドをコールする前に必ずLoginManager.setupメソッドを実行してください。

LoginManager.setupメソッドをコールするタイミングとして、アプリ起動時を推奨しています。

引数として事前に発行したClient IDとカスタムURIスキームを指定します。

AppDelegate.swift

let clientId = "dj00zaiZpPXNYeG5tRXJVVlLzPuWNMvbnN1bWVyc2VjcmV0JnXXXXX-"
let redirectUri = URL(string: "yj-xxxxx:/")!

func application(_ application: UIApplication, didFinishLaunchingWithOptions launchOptions: [UIApplication.LaunchOptionsKey: Any]?) -> Bool {
    LoginManager.shared.setup(clientId: clientId, redirectUri: redirectUri)
    return true
}

iOS 10をサポート対象に含める場合は、コールバックURLを受け取るためにLoginManager.application(_:open:options)を呼び出してください。

AppDelegate.swift

func application(_ app: UIApplication, open url: URL, options: [UIApplication.OpenURLOptionsKey: Any] = [:]) -> Bool {
    return LoginManager.shared.application(app, open: url, options: options)
}

ログインボタンの指定と追加

デフォルトのログインボタンを用いる場合、より簡単にログイン機能の実装が行えます。

さらにログインボタンのデザインをアレンジする場合は、Yahoo! JAPAN IDログインボタン デザインガイドラインに沿って利用してください。

以下はデフォルトのログインボタンを使用する場合のサンプルコードです。

ViewController.swift

import YJLoginSDK

class ViewController: UIViewController {

    var loginButton: LoginButton!

    override func viewDidLoad() {
        super.viewDidLoad()

        // インスタンスを生成
        loginButton = LoginButton()

        // UserInfo APIから取得する属性情報を指定
        loginButton.scopes = [.openid, .profile]

        // セキュリティ対策のためのパラメータを設定
        loginButton.nonce = <バックエンドサーバーで生成したnonce>
        loginButton.codeChallenge = <バックエンドサーバーで生成したcode_challenge>

        // ログイン画面の遷移元のViewControllerを指定
        loginButton.presentingViewController = self

        // イベント通知のためのDelegateの設定
        loginButton.delegate = self

        loginButton.sizeToFit()
        loginButton.center = view.center

        view.addSubview(loginButton)
    }
}

extension ViewController: LoginButtonDelegate {
    func loginButtonDidStartLogin(_ button: LoginButton) {
        // ログイン開始
    }

    func loginButton(_ button: LoginButton, didSucceedLogin loginResult: LoginResult) {
        // ログイン成功
    }

    func loginButton(_ button: LoginButton, didFailLogin error: LoginError) {
        // ログイン失敗
    }
}

nonceおよびcodeChallengeプロパティーは認可リクエスト時のリクエストパラメーターとして利用されます。詳しくはAuthorizationエンドポイントをご確認ください。

iconBackgroundColorおよびstyleプロパティーを変更することでボタンのデザインを変更できます。

以下はボタンデザインとプロパティーの対応関係です。

loginButton.iconBackgroundColor = .white
loginButton.style = .normal
loginButton.iconBackgroundColor = .red
loginButton.style = .normal
loginButton.iconBackgroundColor = .white
loginButton.style = .icon
loginButton.iconBackgroundColor = .red
loginButton.style = .icon

直接ログインメソッドを実行する

デフォルトのログインボタンを使用しない、もしくは任意のタイミングでログイン処理を行いたい場合は、LoginManager.loginメソッドを呼び出します。

ログインが完了し、カスタムURIスキームにリダイレクトされた時にコールバック内の処理が実行されます。

LoginManager.shared.login(scopes: [.openid, .profile], nonce: <バックエンドサーバーで生成したnonce>, codeChallenge: <バックエンドサーバーで生成したcode_challenge>) { (result) in
    switch result {
    case .success(let loginResult):
        // ログイン成功
        break
    case .failure(let error):
        // ログイン失敗
        break
    }
}

認可コードの取得

認可レスポンスを正常に取得した後、LoginResultオブジェクトから認可コードが取得できます。

認可コードをバックエンドサーバーに連携し、バックエンドサーバーはTokenエンドポイントにリクエストしてAccess Token/Refresh Token/ID Tokenを取得します。

switch result {
case .success(let loginResult):
    // 認可コードの取得
    let code = loginResult.authorizationCode
    break
case .failure(let error):
    break
}

アプリケーションの管理

Yahoo! ID連携 v2

利用のルール

開発のヒント